わがままでいかせて!!

人生、わがままに

【カメラ】スマホはカメラでありカメラではない

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今年の初日の出

昨今、売れるもの、売れないものの2極化は明確となり、メーカーとしても厳しい状況に立たされているところも多いのではなかろうか。

特にカメラ業界は、これまでのスマホ台頭の状況下から業績を悪化させ、とどめのように今の状況が到来していると思える。

先日、Nikonの巨額赤字の話題がネット上で多く流れていた。2020年4~9月期の営業損益は466億円の赤字、2021年3月期も750億円の営業赤字(前期は67億円の黒字)と、過去最悪規模となる見通しのようだ。あのカメラと言えば「Nikon」が、だ・・・。

「Consumer」にカメラは必要なくなった

いわゆる今の消費者達には「スマートフォン」という、無敵のアイテムが定着したことでデジタルカメラという存在は、お荷物以外の何物でもなくなってしまった。どうして重たいカメラをわざわざ持って行動しないといけないのか、はごもっともだと思う。 

 並行して「Prosumer」と言われている、ビジネスライクにデジタルカメラを活用していた層にも、「スマートフォン」を使って写真を撮り始める人々が出て来てしまった。まさにカメラ業界にとってはダブルパンチになっているのは明白、一体どうすれば・・・。

写真機の「価値」を「Rebuild」する時がきている

これまでのように、野鳥、航空機、風景、街並み、人物、動物、商品などを「撮影」するためのモノであった写真機としてカメラを活用していくことは、言わずもがなこれからも続いていくだろう。しかしそれは「スマートフォン」でも代替がきくことでもある。双方ともにオートフォーカスの性能であったり手ぶれ補正の精度、画質の高精細化であったり、追求する先が同じ方向を向いてきている今、デジタルカメラには勝ち目がないと思う。写真を撮る、映像を撮る、その他に新しい何かを生み出す道具として進化する以外に道はないだろう。その「新しい何か」、それこそが今の「スマートフォン」であるのかもしれないが。

 

つらつらと書いてきましたが結局自分ができること、しようとしていくことは、これまで通り写真機を使って写真を撮っていくこと、そしてそれを楽しむ事であって、なにがどうと言うことではない。

それでも「スマートフォン」では撮るのが難しい長秒露光撮影であったり、星のタイムラプスなんかを撮りたいと感じているのは、「そこ」に抗う気持ちが少なからず存在しているからなのだろうと想う、今日この頃なのでした。

 

ではでは。