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キーボードはこうあるべき!を具現化したミニマリストキーボード『MX KEYS MINI for Mac』を紹介

『MX KEYS MINI for Mac』をレビュー

最近は毎日PCと向き合う日々が続いている。

PCといっても、愛機はMacBook Proで、長きに渡ってのMacユーザーであります。

自宅のデスクで作業するときは、以前YouTubeでもご紹介した「Niz plum84」というキーボードを有線で使用していました。


www.youtube.com

このキーボード、静電容量無接点方式という機械的接点を持たない、基本壊れないという触れ込みのもと好んで愛用させていただいておりました。

しかしながら、最近このキーボードばかり使っていると、時折ノートパソコンなどで使われている薄型のキーボードを使うときに違和感を感じるようになってしましました。

まったくキーボードの構造が違うタイプになってしまうので、パンタグラフと呼ばれる薄型のキーボードが慣れなくて使いにくいと感じているのだと思います。

この「Niz plum84」は、Bluetoothでの接続も可能なのですが、有線でつないだときとかなり反応が変わってしまって使いにくいです。加えてそこそこの厚みもあって、外に持ち出して使用する用途には向いておりません。

そうなってくると、出先でパソコンを使うときなんかはMacBookのキーボードを使うことになってしまい、前述した「違和感」を感じながら作業することになってしまうのです。

そんな悩みを解消するべく、この夏に満を持して発売したロジクールの『MX KEYS MINI for Mac』を購入するに至ったのでした。

てなわけで今回は『MX KEYS MINI for Mac』というキーボードをご紹介していこうと思っております。

 

目次

 

『MX KEYS MINI for Mac』について

『MX KEYS MINI for Mac』パッケージ
満を持して登場したMac特化型の『MX KEYS MINI』

まずこのキーボードは、2022年8月18日に発売したばかり、このブログを投稿する段階では、約2ヵ月前の発売となりますね。

それまでは、Mac向けではないがキー配列の違う同等品のみの発売でした。

そちらの『MX KEYS MINI』は、それでもMac非対応というわけではなく、色々なデバイスに対応する汎用機といった感じでした。

自分と同じくテンキーを必要としない人、文字入力が中心ですって人は要チェックのデバイスだったのではないでしょうか、最初に出たテンキー付きの『MX Keys』はかなり注目されていましたからね。

 
Windows使いですよー、アップル製品以外のデバイスにもつなぎたいですよー、という人にはこちらのモデルが良いでしょう。
最大3台の端末を即座に切り替えて使用可能

Easy-switchキーはF1〜F3の3つ

デバイス間を簡単に切り替えるEasy-switchキーで、一度登録された端末であればすぐにつなぐことができます。

これがアップル純正の『Magic Keyboard』との最大の「違い」ではないでしょうか。

 

要は、マルチペアリング機能が有るのか、無いのか、ということです。

残念ながら、現時点で『Magic Keyboard』にはマルチペアリング機能がありません。

apple独自の 「ユニバーサルコントロール」機能がありますが、これはあくまでMacとiPadを同時に接続して使うためのもので、キーボードをiPad単体で使用したいとなった場合、いちいちペアリングの設定をやり直さなければならないという事態が発生してしまうのです……。

出先のちょっとの時間でiPadやiPhoneを使って記事を書きたい、と思い立ってキーボードを接続しようなんてシチュエーションには、『MX KEYS MINI for Mac』のEasy-switchキーでのマルチペアリング機能が最良と言えるでしょう。

Logi Bolt」でノンストレスな接続

Logi Bolt USBレシーバー

「Logi Bolt」とは次世代のワイヤレステクノロジーで、先代の「Unifying」ワイヤレステクノロジーから接続の安定性が向上しているとのこと。

最近発売しているロジクール製品には、総じてこの「Logi Bolt」が標準装備となってきています。

Macの暗号化システム「FileVault」を有効化している場合、Bluetooth接続が受け付けなくなり、キーボードが反応しなくなる事象が発生してしまうそうです。

「Logi Bolt」のレシーバーを使うことで、それを回避できるとのことです。

そういう1つ1つの挙動って、長く使っているとストレスが蓄積してキーボード自体使いたくなくなってしまうので活用したいところです。

 

しかしながらこの『MX KEYS MINI for Mac』、上記レシーバーが別売となっております。高額なキーボードなだけに、付属で付けていただけるとありがたかったかなー、とは少しだけ思いますん。

 

キーボードを買うにあたって、個人的な注意点

主な個人的注意点 ・US配列であること
・テンキーレスでコンパクトである
・シームレスにいろいろな端末とつないで出先で使いたい
・極力Macのキーと打ち心地が変わらないこと

 

上記、1つずつ確認していきます。

・US配列であること

今回発売になった『MX KEYS MINI for Mac』は、見事にMac専用US配列キーボードとなっています、完璧といっても過言ではありません。

個人的にMacを使い始めたときからずっとUS配列で使っているので、外付けキーボードも右に同じでないと使いにくいのです。

前述したとおり、『MX KEYS MINI』は日本語配列のJIS規格キーボードだったので二の足を踏んでおった次第であります。海外版Logitech(大人の都合で日本だけLogicool)製品であればメルカリなどでUS配列もあるのですが、どうにも気乗りしなくて購入を見送っていました。

ちなみに、テンキー付きの『MX KEYS』であれば、すでにMac版がUS配列のみで発売されていました。

 
・テンキーレスでコンパクトである

これがあるとマウスの可動域が……

これまた前述した内容ではありますが、テンキー付きになると当然かさばります。

一番許容できないのが、右側のテンキースペースがあることでマウスが遠くなってしまう事です。

その昔、キーボードはテンキー付きというのが当たり前の時代があって、その頃からマウスが遠くて使いにくいなぁ、右腕が痛いなぁと感じていたのでした。

実のところワタクシ、基本的に左利きなのですが、世の理に習ってペン、お箸、マウスは右手で使うようにしております。

なんかちょっとでも右手に負担がかかるようだと、すぐに痛くなったりしてくるんですよねぇ、そんなこんなで右手右足は過保護に育てられてきたのでした。

(なんの話??)

 

・シームレスにいろいろな端末とつないで出先で使いたい

1人でデバイスを複数台持つのは当たり前の時代となりました

キャンプに行くときなんかはMacを持って行ったりするのですが、ちょっと電車で遠出するときなどはiPhone、ないしiPad持参というパターンが多いです。

そんな時は今まで、同じロジクール製品の『K380』というキーボードを一緒に持参して文字書きなんかに対応していました。

※リンクの『K380』はUS配列のLogitech製品です

その時はUS配列を苦労して探して、なんとか購入したのを覚えています。

軽くてとても良いキーボードなのですが、薄すぎてキーストロークが短く、底打ちする感じが自分には向いてないと使わなくなっていました。

今後はデバイスと『MX KEYS MINI for Mac』を一緒に持ち歩く機会も増えることと思います。

iPad Air 第4世代(10.9inch)と一緒に持つとこんな感じ

 

・極力Macのキーと打ち心地が変わらないこと

質感の高いキー

このキー、真ん中がくぼんだ形状で、それがなんとも打ちやすい。Perfect Strokeキーという名称らしく、ロジクール高級キーボードシリーズのフラットキータイプにはこの形状が採用されてきていたと思う。

表面はマット加工されていて、サラサラとした触り心地。万人受けするかどうかは解らないが、他のキーボードにはない良い作り込みだと感じました。

打鍵感は、良くある薄型パンタグラフ式の中では深くて重め。タイピングしてる感があって、個人的には丁度良いです。

打鍵音はこんな感じです。

ペチペチする感じもなく、ベースがしっかりしている感が指先に伝わってきます。

 

まとめ

Macと一緒に持ち歩きたいミニマリストキーボード
『MX KEYS MINI for Mac』の良かった点
  • for Macと冠しているだけあって、キー配列はMac本体とほとんど同じ。Bluetooth接続の安定性は専用にカスタマイズされているとのこと。
  • 複数のデバイスで使用するのであれば、強力なマルチペアリング機能の恩恵により『Magic Keyboard』をも凌駕する存在となっている。
  • ロジクール最上位「MX Masterシリーズ」として納得の高級な質感と打鍵感、所有感を十分に満たしてくれる。
  • 充電式バッテリーで、バックライト常時点灯でもスペック上10日間使用が可能とのこと。充電しながら使うことができる安心設計。

 

『MX KEYS MINI for Mac』の気になる点
  • 「Logi Bolt」を推奨しているのにUSBレシーバーは付属しない。加えて先代の「Unifying」との互換性もないので、レシーバー接続したい方は過去のロジクール製品との共用に困る。
  • 「Logi Bolt」と同じく、専用ソフトウェアが「Logi Options」から「Logi Options+」に移行しているが、ユーザー的に何か恩恵があるわけでは無く少し面倒くさい。
  • カラー展開がなく「ペイルグレー」の1色のみ、マット系で白いキーボードは追々使っていくうちに汚れが気になってくるかもしれない。

 

『MX KEYS MINI for Mac』はどんな人におすすめ?
  • MacのUS配列キーボードの中で、テンキーレスの最有力候補
  • 基本的にデバイスはapple製品がメインですよ、という人
  • ある程度の機能性とデザイン、質感を求める人には納得の作り
  • 『Magic Keyboard』にしたいが、マルチペアリング機能がどうしても欲しい人
  • Bluetooth接続のキーボードがちょっと苦手だなって人
  • 信頼あるメーカーの製品が使いたい人

 

さて、いかがだったでしょうか。

この『MX KEYS MINI for Mac』には、前述の気になる点にも記載した専用のソフトウェアでキーのカスタマイズができたり、OS間を超えて1組のキーボードとマウスを共有できる「Flow」機能の設定ができたりと、説明し切れていないところもまだまだあります。

今回は、個人的にキーボードに求めている部分から深掘って説明させていただきました。

カタログスペック上にはない、少しマニアックな説明が、どこかの誰かのお役に立っていれば幸いでございます。

自宅用、持ち運び用、いろいろなシチュエーションでキーボードの使用をご検討中の人がいらっしゃいましたら、『MX KEYS MINI for Mac』を候補に入れてみてはいかがでしょうか。

 

ではでは。