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長時間デスクワークをする人必見!姿勢を整えてくれるマウス Logicool『Lift M800』を紹介

ロジクール『Lift M800』をレビュー

パソコンを自分で購入するようになって、早10年以上が経過しているわけですが、そのほとんどがラップトップと呼ばれるノート型パソコンでした。

初めて使ったノートPCはHP(ヒューレット・パッカード)の商品だったのですが、時代はOSがWindowsXPで、その頃の内蔵トラックパッドというと正直不自由を感じるぐらいの使いにくさだったことを覚えています。

パッドの下の方に右、左クリックがあったりする

そんなこんなありまして、元々左利きの人間がトラックパッドに慣れることができずに、ノートPCで作業する際には必ず愛用のマウスを使うというのがお決まりとなっていったのです。

その後Windowsを卒業し、初めて購入した「MacBook Air 11inch」と一緒に使っていたマウスが、確かロジクールの「M558」というというマウスで、初めて[for Mac]を冠したロジクールのマウスだったかと(間違っていたらスマセン)記憶しています。

現在も変わらずロジクールのマウスを使い続けていて、今の愛用は「MX ANYWHERE 2S」という少しお高いマウスを気に入って使っていたのですが、少し前に落下させてしまったことがあり、それ以来時折カーソルが引っかかるような動きをするようになってしまっておりました。

見たところはキズも無いのだが…

 

加えて先日ブログにもアップしたのですが、ロジクールのキーボードを新調いたしまして、「Logi Bolt」のレシーバーでマウスも統一したいと考え新型マウスの購入を決意したのでありました。

wagamama110.com

通常の流れでいくと、「MX ANYWHERE 2S」の後継機にあたる「MX ANYWHERE 3 for Mac」にいくところでありますが、今回は少し気になっている商品があったので、そちらに手を出すことに決めたのでした。

 

ということで今回購入した、エルゴノミックマウス『LIFT M800』を紹介して参りたいと思いまっす!

 

目次

 

ロジクール『Lift M800』について

『Lift M800』パッケージ
縦型エルゴノミックマウスという新しいスタイル

人間工学に基づき、手のひらを起こして使う

見ての通り独特な形状をしており、これまでのマウスとは全く違うタイプのマウス。

「自然な握手の位置」と謳っている、縦に57°起こした形状で手首への負担を軽減させる。

 

今までに無いその形状から、マウスを使うだけで姿勢が良くなる

手が立っていることで手首の使い方が変わる

手首を使うことを想定していない縦にした形状なので、デスクでは背筋を伸ばして操作しないと扱いにくい。その分、姿勢を良くする意識が向上する。

結果的に手首や肩、腰などへの負担が減って長時間の作業が続けられるというわけだ。

 

小〜中サイズの手の人に合わせて作られたフィット感

女性の手にもフィットするサイズ感

この『Lift M800』の形状を見てピンと来た人もいらっしゃるかと思われますが、ロジクールからは2018年に「MX Vertical」という、同じような縦型エルゴノミックマウスが発売されていました。

 

しかしこのマウス、ターゲットが欧米の男性向けと言われていたこともあって、少し大きめのサイズ感でした。

今回の『Lift M800』は、「MX Vertical」から本体サイズを22%小型化したことで、女性や手の小さめの男性がターゲットとなっています。

 

新製品らしく最新機能てんこ盛りのお買い得中級機

ロジクールは静音クリックが主流になってきている

最近のロジクール製マウスは、静音クリックが主流となっています。昨今の流行病の影響で、自宅でのリモートワークが増えた事による影響でしょう。会社内ならともかく、自宅でカチカチ音がしていると、意外に響きますからね。

もちろん2022年5月に発売したばかりの『Lift M800』も静音クリックとなっているのですが、他にも最新の機能は上位機種の「MXシリーズ」並みに搭載されてしまっているのです。

便利な高速スクロール「Smartwheel」機能やEasy-switchキーによる複数台(3台)マルチペアリング機能、おまけに個人的には使う機会が無いですが、デバイス間を同じマウスやキーボードで行き来できる「FLOW」機能まで搭載。

Logi Bolt」に対応してしまった分、既に「MXシリーズ」である「MX Vertical」を超えてしまった感は否めない。

これは『Lift M800』が、人間工学に基づいた「ERGOシリーズ」として登場したことによる恩恵(多分ですが…)だと思われます。そのおかげで中級機で機能充実、というマウスが完成したのでしょう。

 

ロジクール『Lift M800』の良かったところ

 

良かったところ ・長年悩まされていた手首の痛みから解放されそう
・「Smartwheel」の高速スクロールが便利
・静音クリックは自宅でも迷惑にならない
・背筋を伸ばして姿勢良く椅子に座るようになった
長年悩まされていた手首の痛みから解放されそう

動画を見てもらうと解るとおり、手首をこねるような動きが無くなる

これまで長時間マウスを使って作業をしていると、必ずと言って良いほど手首痛に苛まれてきました。腱鞘炎かなにかは解らないのですが、やむを得ず作業を中断することも多々あるぐらいです。

まだ長い年月使ったわけではないので断定的にはお話できませんが、間違いなく改善しているように思われます。

しかしながらこのマウス、これまでとは全く違う筋肉を使っているようです。

初めのうちは、軽い筋肉痛なのか食事でお箸を持ったときに、二の腕が痙攣していました。もしかすると単なる運動不足の感は否めないですが、間違いなく使っている筋肉は別だと言えます。

「Smartwheel」の高速スクロールが便利

意外とスクロールホイールって大事

これはホントに神機能だと思います。ブログなど縦長のサイトをよく閲覧する自分にとっては、必須の機能となってしまいました。

これまでの「MX ANYWHERE 2S」に搭載された高速スクロールホイールは少し反応が悪く、使いにくさを感じておりました。こうなってくると、現在発売されている「MX ANYWHERE 3」、「MX Master 3」に搭載の「MagSpeed」スクロールが気になってくるところであります。

でもこの2機種、すぐに新型の「S」が発売になるので、ハイペースで型落ち商品になるのがちょっと悲しいところであります。こんな高額のマウス、そんなにころころ買い換えたくないですし……。

 

静音クリックは自宅でも迷惑にならない

クリックしている様子、周りに迷惑にならない程度で小さい音が聞こえる

前述のこの機能、これまたマストだと思います。本当に気兼ねなくマウスをクリックできるようになりました。

今後マウスにカチカチ音が鳴る機能は必要ないのではないでしょうか。

確かに、この音によって動作の確認ができるから良いという人もいらっしゃるでしょうが、ロジクールの静音クリックでも小さいながら確認することができると思いますよ。

このクリック感は、指に伝わってくる感じがiPhoneの「タップティックエンジン(Taptic Engine)」に似ている気がします。

 

背筋を伸ばして姿勢良く椅子に座るようになった

長時間の作業は、座る姿勢も気をつけたい

これはちょっと外的な要因ではあると思いますが、『Lift M800』を買わないと解らなかったところでもあります。

椅子に浅く座って寝そべるようにしてマウスを使うことも、皆さんたまにはあるかと思いますが、この状態では『Lift M800』、めちゃめちゃ使いにくいマウスとなります。

後ろに仰け反ると肘が下がっているのが解ると思う

上記の姿勢ですと、かなり肘が下がった状態になるのですが、これだと急に細かな操作がやりづらくなるのです。

背筋を伸ばすと肘が椅子から浮きました

背筋を伸ばして本当に誰かと握手をするかのように優しくマウスをつかんであげると、途端に微細な動きも容易になります。

 

ロジクール『Lift M800』の気になるところ

気になるところ ・「つまみ持ち」の人は使いにくいかも
・水平スクロールがちょっと使いにくい
・「SmartWheel」を上に向かって弾くのは難しい
「つまみ持ち」の人は使いにくいかも

指先でコントロールする「つまみ持ち」

マウスは3パターンの持ち方があるといわれているそうです。

「かぶせ持ち」「つかみ持ち」「つまみ持ち」の3つ。

持ち方全ての説明は割愛しますが、この中で上写真の「つまみ持ち」の人は、ちょっと使いにくいかもしれない。

というのも、そもそも「つまみ持ち」ができないのです、このマウス。

手のひらはべったりマウス背面にくっ付くことが前提で設計されているので、必然的に「かぶせ持ち」となります。

軽いマウスが好みで、いつもマウスを持ち上げて操作している人は、この動きが出来なくなるのでストレスを感じると思います。何故にそう言い切れるのかと申しますと、ワタクシ「つまみ持ち」派、だからです……。

とはいっても、手首への軽負担の恩恵は絶大で、なんとかいろいろ持ち方を模索しながら使うことができております。

本来は持つところではないところを親指で持てなくもない

 

水平スクロールがちょっと使いにくい

一般的なマウスは、ホイールを左右に傾けて水平にスクロールする

よく目にする、このホイールを横に傾けて水平スクロールする機能、これがありません。

代わりに側面ボタンとホイールを使って操作するのですが、コツが必要でなかなか難しい。

サイドボタンはちゃんと長押ししないと、誤操作を起こしてしまいます。「SmartWheel」の構造上、傾けることができないのだと思うので、仕方がないのでしょうね。

 

「SmartWheel」を上に向かって弾くのは難しい

高速スクロールを発動させるためには、「SmartWheel」を弾くように強く回転させなければなりません。

下向きに強く回転させるのは、さほど難しくないのですが、スクロールを上向きに弾くのは、なかなか上手くいかない感じがあります。

多分、問題となっているのは縦向きに角度が付いていることだと思います。通常ホイールは重力方向に力を入れて回すモノですがこのマウスの場合、ホイールが横向きになっているので、力を入れて回すのが難しいのです。

この辺の作りに関しては、「MXシリーズ」キラーとして名高い「M650」の操作系を踏襲しているのだと思うのですが、角度が付いている分『Lift M800』では少し使いにくくなってしまったのでしょう。

 

まとめ

『MX KEYS MINI for Mac』と一緒に「Logi Bolt」で接続

いかがだったでしょうか、縦型エルゴノミックマウス『Lift M800』を紹介させていただきました。

マウス界では異質な存在であると思いますが、手首の腱鞘炎などでこういったマウスが気になっている方は、少なくはないと感じます。

実際に使用してみて、個人的には手首の痛みが今は解消しているので、しばらくは使ってみようと思っています。

カラー展開は、グラファイト、ローズ、オフホワイトの3種。

Mac専用にBluetooth接続の安定性をカスタマイズしたモデルもあります。

 

個人的にマウスは汚れやすいと思っていて、ホワイト系は厳しいと感じグラファイトにいたしました。上のMac用も気になったのですが、接続はBluetoothではなく「Logi Bolt」なのでこの商品はスルーしました。

小さめサイズを意識した商品ということで、全体的にカラー展開も女性を意識しているような感じが見受けられますね。

オススメしたい人 ・トラックパッドや普通のマウスで手首の痛み(腱鞘炎など)に悩まされている人
・長時間のパソコン作業を行う人(ゲームには向かない)
・作業中の姿勢の悪さを修正したい人

上記の通り、安易に手を出すような商品ではないことがお解りいただけると思います。

しかしながら、長時間マウスを使って仕事をしているような人で、手首や腕の痛みなどに悩まされている場合には、見て見ぬ振りのできないマウスではないでしょうか。

あくまで個人的な感想ですが、一度試してみる価値のあるマウスだと思いますよ。

 

以上、ロジクール『Lift M800』の紹介でした。

 

ではでは。