最近、いろいろありましてキャンプに行けておりません。
我が家には2匹のお犬様がいて、このコたちをキャンプに連れて行くと夏場は暑すぎて日中耐えきれません。
必然的にキャンプのシーズンは、冬メインになりがちなのです。
前回のキャンプは、GWに新潟まで遠出キャンプを決行したのですが、その際の準備で購入したカセットコンロがまさかの自宅常用として活躍しているので、あらためてご紹介しようと思います。
この記事では、購入したカセットコンロ『LUXE CAMP STOVE』についてと、購入して良かったところ、気になったところをご紹介していきます。
最後まで読んでいただいて、カセットコンロ選びの参考にしていただけますと幸いです。
FORE WINDS『LUXE CAMP STOVE』について
イワタニのアウトドアライン「FORE WINDS」
カセットコンロといえば「イワタニ」、と思い浮かべる人がほとんどではないでしょうか。それぐらい世の中には浸透しているブランドだと思います。
そのイワタニさんからアウトドアラインとして展開されているのが「FORE WINDS」(フォアウィンズ)です。
ブランドとしての歴史は1995年からと意外に古く、イワタニさんに昔からそんな派生ブランドあったんだぁと感じる人も多いことでしょう。
その「FORE WINDS」が2021年春にリニューアルし、そのタイミングで発売されたのが『LUXE CAMP STOVE』というわけです。
リニューアル以降、他にも商品が発売されていますので興味がありましたらHPを覗いてみてください。
デザインだけではない、火力でも他を凌駕する『LUXE CAMP STOVE』
最近でいえば、キャンプブームによりオシャレなデザインの卓上コンロが増えましたよね。
特に人気だと思われるタフまる、タフまるJr.はアウトドアのシチュエーションにハマった商品だと思います。購入する際、ちょっと迷った商品たちでもあります。
2020年に販売を終了したイワタニ「マーベラスII」の正当継承機
この形状、みたことあるなぁって人もいたと思いますが、2020年までイワタニさんで販売されていた「マーベラスⅡ」とほとんど一緒です。
ロゴや火力表示部分などの記載変更はあるものの、形状は全く変わりません。要はその恩恵として、プレート系のイワタニ専用アクセサリーがそのまま使用することができるのです。
1点注意したいのが、「マーベラスⅡ」には同梱されていた『セットアダプター』が別売になっています。カセットコンロ用プレートを使用したい場合は一緒に購入したいところです。
『LUXE CAMP STOVE』の良かったところ
フタが取り外せるので自宅用としても普通に使える
写真の通り、フタを外せば普通の卓上コンロになります。ちょっと高さが出ますが使えないわけではありません。
最近は自宅での海鮮焼きにハマっています。ちょっとしたキャンプ気分も味わえます。海鮮の臭いがしばらく取れなくなってしまいますが……。
ケース不要、そのまま外へ持ち出せる
フタが付いていて、そのままガシガシ持ち出せるカセットコンロは他に聞いたことがありません。まさにここが『LUXE CAMP STOVE』の真骨頂と言って良いでしょう。
専用のケースが付いているモノも最近よく見るようにはなりましたが、やっぱり面倒くさいです。フタを開けたらそのまま使用でき、しかもそのフタが風防にもなるって素晴らしいです。
五徳の安定感抜群、大きな鍋も安心
キャンプ用と謳っている商品だけに、五徳はカセットコンロらしからぬ太めのステンレス製が採用されています。そのおかげで、重量がある小さめのダッチオーブンであれば問題なく使用することができそうです。
これまでキャンプでは、持ち運びやすいようにシングルバーナーをメインで使用していました。所持しているST-301は、比較的大きめのサイズで火力も強いので重宝していたのですが、五徳が3本しかないので鍋やフライパンの安定感が悪く、加熱中に倒しそうになってヒヤリとする場面がありました。
安心感の面で今後キャンプでは、『LUXE CAMP STOVE』をメインで使用していくことになると思います。
専用機ではない強み、火力強くてデザインも良し
最近防災グッズの需要が高まってか、カセットコンロは全般的に売上が好調なのではないでしょうか。店頭で見かける種類も、ここ数年で一気に増えたように感じます。
個人的によく見るなぁと思うのが、イワタニさんから発売されている炉ばた焼器「炙りやII 」です。
しかしこれは網焼き、串焼きに特化した商品で汎用性はありません。
他にも同じイワタニさんの「やきまる」も、主に焼肉に特化していて、他の用途には使えなさそうです。
〜がしたい! と目的が決まっている場合は、このような特化型の商品の方が使いやすいでしょう。
しかし我が家では、網焼きもしたければ鍋もやりたい、など汎用的に使いたいので、ノーマルな卓上コンロとして自宅でもキャンプにも使える『LUXE CAMP STOVE』がベストアンサーとなったのでした。
見た目良い感じで火力も強いので、使っていてテンション上がります。
『LUXE CAMP STOVE』の気になるところ
火力が強い分、燃費は悪いらしい
『LUXE CAMP STOVE』はバーナーの形状が、耐風性の高い「多孔式」を採用しています。小さい炎の出口が282個もあるらしく、耐風性能が高められているとの事です。
そのせいもあってなのか、燃費が悪いと言っている人が多いのですが、スペック上はそんなことないです。同じぐらいの火力の他モデルと比較しても、どちらかといえば燃費は良い方です。使っていても、そんなに燃費が悪いなとは思いませんでした。
また別の話になりますが、『LUXE CAMP STOVE』にはカセットボンベの下にヒートパネルが搭載されていて、気温が低いときの火力低下を防止してくれるとのことですが、あまりに寒いところで使用すると効果を発揮しません。
冬場のキャンプの際は、全く使えなくなる恐れがあるので注意しましょう。
そんな時はCB缶(カセットタイプ)のコンロは諦めて、OD缶(アウトドア用)と呼ばれるタイプを使用するバーナーか、究極ガソリンなどを使うタイプに変更するしかないでしょう。
縦置きの安定感が悪い
解りにくいかもしれませんが、支えの部分が頼りないので、すぐに倒れます。何かの間に挟んでおくのであれば良いですが、単体で立てておくとちょっと当たっただけで倒れてガシャーンってなります。
そんなにすぐには壊れないでしょうが、倒れるとそこそこ大きな音がするので良い気分ではないです。
セットアダプターを一緒に格納することができない
残念なことに、前述した『セットアダプター』を付けたままフタを締めることができません。
別で収納しないといけないわけですが、アダプターだけどこにいったか解らなくなる可能性をはらんでいることと、金属むき出しのパーツなので他のモノとの収納は気を使います。
専用の巾着などを用意するのが無難ですね。
まとめ
長々と書きつづって参りましたが、カセットコンロはすでに一家に一台、お持ちではないかと思います。
しかしながら『LUXE CAMP STOVE』を紹介させていただいた一番の理由としては、防災用に最適な商品だと思うからでございます。
蓋付きで簡単に持ち出せること、耐風性能が高いこと、どこでも手に入るCB缶用だということ、これはいざって時の防災グッズとしては満点のスペックだと思います。
カラーはブラックとシルバーの2色展開、決してリーズナブルなお値段ではないですが、防災用おしゃれハイスペックカセットコンロ『LUXE CAMP STOVE』、購入してみてはいかがでしょうか。
ではでは。