これまでの北鎌倉探索報告
思いのほか楽しめたので、週末に再び夫婦で訪れることに。
北鎌倉駅を出て少し南にある「VERVE COFFEE Kitakamakura」さんで先ずはコーヒーを堪能。
いただいたコーヒー、少し浅煎り感はありましたが美味しかったので、家用の豆も購入しお店を後にした。
途中、浄智寺に寄り道をしながら南下、ここも前回ふれた鎌倉五山第四位の場所で、見応えは十分だった。
1281年頃の創建で、当時南宋から渡ってきていた多くの僧の影響もあって、中国様式の建物が多く見受けられた、建物ほとんど撮ってないのだが……。
ハイキングコースの入り口に位置するだけあって、森の中の趣あるお寺だ。散歩しているだけでも心が洗われる感、あります。
向かった先は「史跡法華堂跡」
源頼朝墓、北条義時墓の場所と言われているところだ。
前回で政子さんの墓標を訪れたので、さすがに上記2名も行っとかなきゃ、だ。
頼朝公こそしっかりした石造りの層塔があるのだが、義時公にいたっては法華堂の跡のみで、少しさみしい気持ちになった。
義時法華堂跡の奥に、三浦氏が供養されているやぐらがある。
宝治合戦に破れ、一族276人が頼朝法華堂にて自害したと伝わっているそうだ。
写真左がやぐら、右の階段を上ると後の世に造営されたという3つの近世墓があった。
思いのほかたくさんの人がいらっしゃったので写真撮影は控えたが、大江広元公、毛利季光公、島津忠久公の墓だそうだ。
「鎌倉殿の13人」で栗原英雄さんが演じている大江広元公は、鎌倉幕府の政所初代別当を務めた人物。その4男が季光公で長州藩主毛利家の祖。島津忠久公は薩摩藩主島津家の祖で、頼朝落胤説があってこの地に墓標があると思われる。なんとも不思議な関係の3人が並んでおり、後の歴史を知る現代人から見るととても感慨深い。
すでに鎌倉駅周辺まで来てしまっている。
車を止めてある北鎌倉駅まで電車にて戻ることにした。
北鎌倉駅前には鎌倉五山第二位の円覚寺がある。
拝観者用の駅の出口があり、そこから出て様子見で覗いてみた。
丁度紅葉シーズンで、外から見ても雰囲気の良さが伝わってくる。
ここは拝観料がかかるのだが、時間的にもう遅い感じではあったので今回は諦めた。
総門の手前までは入れるので、少し写真を撮影した。
円覚寺と鎌倉五山第一位の建長寺は、また今度時間のあるときにでも訪れたい。その時は太平山の山頂までハイキングしてみてもいいかもしれない。先日「ヤマノススメ Next Summit」エピソード9で紹介されてたのを見て、ちょっと行ってみたくなった。
最後に話は変わるが、「鎌倉殿の13人」が最終回を迎えて、結論とても良い大河ドラマだったと思った。
歴史については、いろいろな資料や考察などが無数にあり通説が本当に正しいとは言えなくなってきている。今回三谷さんは「吾妻鏡」の記述を柱にストーリーを構成していったと思うが、自分はこう解釈する! という強い意志を感じたとともに、しっかり伏線も回収して三谷節全開だったように思う。
賛否いろいろ言われたとは思うが、大河好きの自分としてはとても満足できる面白い物語だったと言いたい。
最後の結末には驚かされたが、主演の小栗さんや小池さんを中心に名演技でした。
1年間、お疲れ様でした。