巷では都道府県をまたぐ移動も全面解除された昨今、皆様いかがお過ごしでしょうか。
わたくしと言えばタイトルにもある通り、大きな買い物をいたしましたのでブログに書こうとデスクに向かっています。
【レビュー】α7Ⅲを売却しEOS R × RF24-70mm F2.8 L IS USMを購入した理由
既にYouTubeには動画もアップしたのですが、内容としてはそこまでの理由を話していません(動画のタイトルに理由と書いているにもかかわらず)
大きな理由は説明したつもりなので良かったら動画を見ていただければ幸いですが、ここでは細かな理由を早速書いていければと思います。
その1:α7Ⅲのファインダーがどうしても馴染めなかった
ファインダー |
背面液晶 | |
α7III | 約236万ドット | 約92万ドット |
EOS R |
約369万ドット |
約210万ドット |
Nikon Z6 | 約369万ドット | 約210万ドット |
LUMIX S1 | 約576万ドット | 約210万ドット |
この表を見ていただくとわかるとおり、ファインダー、背面液晶ともにα7Ⅲは解像度で劣っています。購入した当初はミラーレスに慣れていなかったこともあってそこまで気になっていませんでした。どんどん後発で他社から高解像度EVFを搭載した新機種が出て来たこと、光学ファインダーのDfを並行して使用するにつれα7Ⅲのファインダーが苦手になり、あまり写真機として使用せず動画機と化していました。
写真を撮る中で見たままが売りのEVFなのですが、覗いてファインダーに写っていたソレと持ち帰ってPCのモニターで写したソレがα7Ⅲは全く別物だったんですよねぇ・・・。当然露出は光学式に比べてEVFのほうが連動していて便利なのですが、そうではなく「別物」に見えてしまったのです。そんな時、NikonのZやキヤノンのEOS Rのファインダーをお店の展示品などで覗いて、その違いに気づいてしまいました。
その2:持っていたレンズのブリージングが凄かった
ブリージングとは、ピント位置が変わった際に起こる画角変動のことです。
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上の動画、12分過ぎた辺りのグワングワンしているのがいわゆるブリージングです。これはSONYのレンズの中で最高峰といわれているGMレンズ「FE 24mm F1.4 GM」で撮影しているのですが、このレンズ最高の描写力を誇る反面動画撮影に合わせた内部設計にはなっておらず、ピント移動による画角変動が激しく起こります。写真の場合は動画に比べればこの影響は少ないですからね。Gレンズの「FE24-105mm F4 G OSS」は動画撮影も視野に入れてほぼブリージングが起こらないように設計されているらしいですけれど、動画や星空の写真がきれいに撮れるようにと購入した高額な単焦点のGMレンズで起きたその症状は、「SONY」から少し気持ちを離れさせる要因になっていました。
その3:そんな時キヤノンのRFレンズを触って感動
風景写真用の三脚を探していたときでしょうか。量販店へ赴き、今まで何故か苦手意識のあったキヤノン製品コーナーのところを通りかかり標準ズームのRFレンズが付いたEOS Rを目にしました。このレンズ初見では大抵みんな「デカっ」って思うでしょう、私もそうでした。何故かその日は手に取って見ることにし、ファインダーを覗いた時に運命は変わってしまいました、なんてきれいなファインダーなのだろう、このレンズの所有欲をそそる質感は何だろう、レンズ重いけどこのバランスの良さは何だろう、と。それ以来、RFレンズのことが気になるようになってしまい、雑誌や動画などで調べまくる病にかかっていたのでした。そう、主にRFレンズはブリージングが起きにくいように設計されているらしく自然なピント移動をしてくれてとても良いってことをこの時知るのでした。
その4:EOS R5が出ても直ぐには買えない
このRFレンズに惹かれてしまった以上、第一にレンズが欲しいわけで、写真も動画も撮れる1本て、標準ズームかなって。ここは奮発して大三元かなって。EOS R5が出たとして、本体は最低40万円は超えてくるでしょう?そんなもん、レンズと一緒に買うのは不可能ですやん。て事でRFレンズが使えるのはEOS Rしかないなってなったのです。RPは何故か候補に入りませんでした、バッテリーが小さすぎますかね。R6が出るとの噂もありますが、EOS Rのほうが上位機種になりそうですよね、解像度もR6の方が低いでしょうし。
その5:解像度が丁度良い
少し解像度が高めのカメラを使ってみたいと考えていました、最近は感度の問題も昔より克服されているみたいで暗い中でもそこそこ使えるみたいですし。なので初めはα7RⅣが買い換え候補に挙がっていました。しかし6千万画素オーバーはちょっと厳しいですよ、動画も写真もってなったとき容量がいくらあっても足りないでしょう・・・。ましてそんなデカいファイルを扱うにはPCスペックも上げないと無理でしょう。α7RⅣ、直ぐに候補からは脱落いたしました。比べてEOS Rは3030万画素、少しですが2420万画素のα7Ⅲより高くなり、精神衛生的に満たされます。
その6:最後にグリップ、SONYのグリップは自分に合わなかった
動画を撮るだけであればそんなに気にならなかったでしょう。やっぱり写真を本気で撮っていきたいと考えると、このグリップはナンセンスでした。巷では小さくて小指が余るのが問題とされていましたが、私の場合は違います。そもそも手が小さいため全くそこは問題ではなく、持ちやすさ、持ちにくさの部分でした。こればっかりは使っていかないと解らなかったところで、これに関しても初めは気にならなかったのですが段々と持ちにくいなって思うようになり・・・。
Nikonやキヤノンのグリップは凄いですよね、なんかスッと指がはまる感じがあります。フルサイズミラーレス一眼の中では、EOS Rが一番グリップの感じで自分に合っていました。
いろいろ不満点や気になるところもあるのですが、カメラはスペックだけではない
そう、発売して2年弱経ってるカメラですからね、技術の進歩が進む中で気になる点はいっぱいあります。特にスペック的な数字の部分で言うと、他社から劣っているところが満載です。でも今回一番気づかされたことは、「数字にはないその物の価値」が必ず存在しているということです。カメラが高い買い物なので本当に表面だけで踊らされてしまってはいけないと痛感しています。
なにが良い、なにがダメということではなく、自分に合っているのは何なのか、でカメラ選びをしていけばミスマッチを起こさずに理想のカメラにたどり着けると思いました。展示品やサンプルなどを積極的に触るのは大事なことだと思います。
てことで、この後本格的に写真を撮っていきながらユルッとYouTubeには動画投稿していければと考えております。最近は野営の練習をするために外メシアイテムを充実させています。
是非ご視聴、チャンネル登録の程よろしくお願い致します。
では。